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シン・100日後になんとかなるオボ
今日のオボ

奇しくも 2020 年東京オリンピック閉会式の翌日,ひっそりと『シン・100日後になんとかなるオボ』は最終回を迎えた.
もちろん種々物議を醸していたとはいえ,自分の非才を棚に上げてここでオリンピックの開閉会式を講評するような破廉恥な所業はできるはずもない.
そもそもこのブログのタイトルからしてエヴァやらゴジラやらワニやらを混ぜ合わせた貧相な創作力の残滓に過ぎないではないか!
とてもではないが人様のことをとやかくは言えたものではない.
とはいえ,やはり創作者の末席のそのまた斜め後ろ辺りに座している者として最終回くらいは華々しく,という想いがないわけではないのだ.
こんなことを書くと
「誰もこのブログが今日最終回だとか気にしている人いませんからwww」
という某学生の嘲笑が聞こえてくる気がするのはさすがに疲れすぎというものだろうか?

定番過ぎて面白みに欠けるとはいえ,動画でも撮るとするかと大学に来てみたらまさかの台風10号!
雨交じりの曇天に強風が吹きすさぶ中,もしものことがあってはと撮影は断念する.
もちろん,『もしも』とはオボの身のことである.
俺は別に府大池の増水を確認しに赴いてそのままウシガエルの仲間になったとしても誰も気に留めたりはしないだろう.
とにかくそういうわけで,仕方がないから府大ねこあつめにターゲットを切り替える.
こんな天気なのであまり会えないかもしれないと心配だったが然にあらず.
結構な数の猫たちがのんびり横たわっていたのには驚いた.
人通りがないから却って落ち着けるのかもしれない.
寛ぎの邪魔をしないように姿を写真に収め探索を続けた結果がこれである.

また今日の夕暮れの空も撮ってみた.
今日の暗い空の感じが伝わるのではないだろうか?

さてオボのことである.
結局ここまでオボが大過なく過ごすことができたのは皆様のおかげであろう.
一応念のため水槽を分けて別居中とはいえ,家族面々の協力も忘れてはならない.

多くの人々の支えがあってこその人生なのである.
亀の甲より年の功という諺があるが,俺ではせいぜいが「年の功よりオボの甲」だ.
水換えをしっかりしないとオボの甲は水カビが発生して大変なことになるのだが,この頃は学生たちがしっかりと水替えをしてくれていたおかげで大事に至ることがなくなって久しい.
そしてこの 100 日目を迎えてオボはなんとかなったのだろうかといえば,日本中の状況を鑑みるとあまり安穏とした雰囲気は感じられないのだが,夏場が過ぎれば事態が終息に向かうはずとただただ期待するしかないだろう.
習作のためとはいえ,誰も読まないかもしれない長文を一人粛々と書き綴るのはなんとも孤独な所業であるが,得てして人生とはそんな感じであっという間に過ぎ去ってしまうものなのかもしれない.
ハルキストであれば,台風吹き荒れる窓の外をぼんやり眺めながらこう呟くところだろう.

やれやれ

名作「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の中に出てくる「錆と女は同じだ」という意味不明の格言に倣えば「人生とオボは同じだ」と言えるかもしれない.
もちろん俺にだって意味などちっとも分かりはしないが.

さて最後に,ほとんどいないと思うけれど,ここまで『シン・100日後になんとかなるオボ』を愛読してくれていた読者諸氏にオボとともに心からの感謝を捧げたい.
縁があればまたどこかで!